仙道三十三観音巡り 第三番札所を訪ねて(2015.1)

 

第三番 岩作山妙音寺 十一面観世音菩薩像 本山修験宗 

福島県郡山市冨久山町堂坂字岩作

 

 郡山市街地方面から国道288号線で阿武隈川を渡ってすぐ信号左折、県道73号を北へ0.5kmぐらい行って左カーブしたところの右側上にある。道路を挟んだ左側に案内表示。右側に整備された駐車スペース2台分、どうぞ参拝の方自由にお使いくださいとある。仙道第三番札所との石柱。

 駐車場の石段を昇るとすぐ奥に観音堂。その右奥に石造りの大きな新しい観音像が目に入る。駐車場、お堂、境内は最近きれいに整備されたようで、地元の方々から大事にされているように感じた。

 

 観音堂のなかを格子戸の間から見ると観音様は扉の中にかくれておいでになる。堂内はかたづけられ、なにかの日には地域の人が集まり拝んでいる雰囲気であった。

 お堂の右奥にある観音像は見返り観音像とあり最近建立されたもののよう。京都永観堂の見返り阿弥陀仏のように見返りはしていない。

 

 お寺(妙音寺)はない。郡山市指定重要文化財「堂坂供養塔婆」平成8年9月26日指定の銘板があり、そこに「この地には、江戸時代守山藩の祈願所として、また仙道第三番札所として有名な「妙音寺」があり、古来多くの参詣者でにぎわい信仰を集めた。しかし妙音寺の衰退とともに」云々とある。

 「堂坂観音縁記」との立派な新しい御影石の碑がある。

 

すぐ近くの阿武隈川堤防には白鳥を見に来ている家族連れの車数台。

 

 

 

 

 


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